ヘルパーができる医行為でない行為⑤血圧測定
こんにちは。
走る介護福祉士です。
今回は、ヘルパーができる医行為でない行為⑤血圧測定について書いていきたいと思います。
1:準備
2:手順
3:豆知識
1:準備
◆電子血圧計
〇電源を押し、電池残量やマンシェットの状態などを点検
◆測定結果を記録するもの
2:手順
①利用者さんに安定した姿勢になっていただく(安定した姿勢が取れない場合は、介助する)座位または仰臥位、側臥位は不可
②マンシェットを腕に巻く
<上腕用>
〇利用者さんの心臓の位置とほぼ同じ高さにマンシェットを巻く
〇肘に掛からない位置(肘より2~3㎝上)
〇拍動をキャッチするセンサーが肘の内側にあること
〇薄い衣類であればその上から測定する(衣類を上げて、腕を締め付けないこと)
〇マンシェットは指2本程度入る緩さで巻く
<手首用>
〇機器の向きに注意する
〇心臓の高さに手首を上げ、他方の手で固定する(固定できない方の場合は、介助する)
③血圧を測定し、記録を記入する
※※心臓に近い左腕で測定する。麻痺がある方の場合は、健側。透析をされる方の場合は、シャントがない腕で測定する
3:豆知識
◆測定時の条件
〇食事前、薬内服前、入浴前が望ましい
〇排泄後や身体を動かした後は、呼吸を整えてから測定する(深呼吸を2~3回、或いは、呼吸を整えてから測定する)
〇毎日測定する場合は、時間や体位など測定条件を一定にする
◆血圧は個々により日内変動がある
⇒高い時間と低い時間を知っておく
測定時間の設定は医療者と決める
◆高齢者の正常値140~90mgHg
◆電子血圧計は計算式で血圧の予測値を出すもの。できるだけ上腕用を使用する
測定値の経過を見る場合は同じ機種で測る
是非、参考にしてみてください。