ヘルパーができる医行為でない行為②体温測定
こんばんは。
走る介護福祉士です。
今回は、ヘルパーができる医行為でない行為②体温測定について書いていきたいと思います。
1:準備
2:手順
3:豆知識
1:準備
□体温計
・電子体温計・・・電源を押し、電池が切れていないか確認
・水銀体温計・・・体温計を振って、水銀を35.0℃以下に下げる
□測定結果を記録するもの
□汗を拭くためのタオル、ティッシュなど
2:手順
①安定した姿勢を維持してもらう(安定した姿勢が取れない場合は、介護者が支える)
②体温計を使用して測定する
<脇の下で測定する場合>
・測定する腋の汗を拭きとる(こもり熱に注意する)
・体温計を30℃~45℃位の角度で腋の下のくぼみにさしこみ、センサーが皮膚に付くようにする
・片方の腕で、測定側の腕を体側に密着させる。(高齢者はやせている方が多く、腋から落ちてしまう場合があるので、介護者が体温計が落ちないようにしっかりと支える)
・麻痺がある場合は、健側で測定する(麻痺側で測定すると血流が悪く、正確に測れない)
<舌下で測る場合>
・舌下に粘膜のトラブルがないことを確認
・舌の下の中央あたりに体温計先端をあて、口を閉じる
※冷たいものや温かいものを飲食した後は、30分ほど置いた後で測定
※測定中おしゃべりはしない
バイタルサイン(03) 体温測定方法 「看護師が教える正しい体温計の当て方」
<耳で測る場合>
・耳垢を掃除してから測定する
・先端をできるだけまっすぐ鼓膜に向けて計る(外耳道の生理的湾曲部があるので、体温計を入れる角度が大切
3:豆知識
□腋の下の血管が通る所が体温計の先を密着させるポイント
□鼓膜周辺は体温調整をする視床下部と血管を共有していることから、鼓膜温が体温の指標として用いられている。(耳での正しい体温測定はある程度の熟練が必要)
是非、参考にしてみてください。