走る介護福祉士の blog

介護業界について語るブログです。

ヘルパーができる医行為でない行為⑪自己導尿の補助

 こんばんは。
走る介護福祉士です。
今回は、ヘルパーができる医行為でない行為⑪自己導尿の補助について書いていきたいと思います。 

 

訪問介護の仕事を始めて5年になりますが、自己導尿の補助の依頼を受けたことは一度もありません。

かなり依頼の頻度は低いですが、基本を学んでおきましょう!! 

 

 

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1:準備
2:手順
3:豆知識



1:準備

カテーテル

 

◆消毒液

 

◆尿を受ける容器

 

◆排尿記録

 

必要時:潤滑油・鏡・使い捨て手袋・照明・軽量カップ

2:手順  


①利用者さんに聞きながら、使いやすい位置に物品を準備する


②必要時、挿入部分が見えやすいように、照明で照らす


カテーテルが挿入しやすいよう姿勢を取れるように介助する

 

④リラックスして実施できるように、プライバシーに配慮する

 

カテーテル先端部の清潔が保てるよう、希望に合わせてカテーテルの固定を介助する

 

⑥転倒しないように支える

 

⑦尿の性状、量を確認する

 

 【片付け】※カテーテルを再利用される場合

 

カテーテルの先端が洗面台につかないようにし、流水で十分洗浄する

 

②洗浄後水分を切り消毒液の入った容器に保管する

 

カテーテルの亀裂や閉塞の有無確認

 

④必要時、1日1回保管容器の消毒液の交換をする



3:豆知識

カテーテルが挿入できない場合は、無理をせず医療者に報告する

 

 ◆尿の濁り、出血、発熱、痛みがある場合は、医療者へ報告する 

 

◆視力低下や手先の細かな動作ができにくくなっている場合は、家族とも情報を確認し、医療者へ相談する

 

◆感染予防への配慮は必須

  物品を清潔に保管

  清潔な実施手技

 陰部の清潔の保持

 利用者さんの生活に合わせ十分な水分摂取

 

是非、参考にしてみてください。