ヘルパーができる医行為でない行為⑫市販のグリセリン浣腸
こんばんは。
走る介護福祉士です。
今回は、ヘルパーができる医行為でない行為⑫市販のグリセリン浣腸について書いていきたいと思います。
依頼の頻度はあまりありませんが、基本を学んでおきましょう!!
イチジク浣腸の使い方(自分で使うとき) -動画- イチジク製薬株式会社
自分で使用するのをイメージできれば、利用者さんへの介助がよりスムーズになります。上記参考にしてみてください。
1:準備
2:手順
3:豆知識
1:準備
◆市販の浣腸液(人肌に温める)30~40ml
◆潤滑油(オリーブオイル・ワセリンなど
◆トイレットぺーパー
◆使い捨て手袋
2:手順
①利用者さんの体調を確認し、物品を準備する
②実施場所へ利用者さんを誘導する
③使い捨て手袋をつける
④下着をはずし、事前に肛門の位置を確認する
【ベット上で実施する場合】
・お尻の下に紙おむつを敷き、ベット等を汚さないようにする
【トイレで実施する場合】
・下着をはずし、便座の前半分にかけていただき、やや前かがみになっていただく
・トイレ(Pトイレ)への動線を確保する
⑤潤滑油を浣腸の先につけ、お尻を上げ、ゆっくりと肛門に挿入する
・潤滑油を準備できない場合は、浣腸液を小量、浣腸の先端に塗る
・利用者さんには口呼吸、またはアーと低い声を出していただく
⑥浣腸液をゆっくり注入したら、浣腸を肛門から抜く
⑦トイレットペーパーで肛門を押さえ、できるだけ我慢していただく
⑧排泄後の身支度を整え、物品を片付ける
3:豆知識
◆血圧が高い場合、痔出血している場合は、実施前に医療者へ相談する
◆食事、水分、運動、環境を整え、規則正しい生活で便秘予防を心がける
◆浣腸液挿入前に必ず肛門の様子を眼で確認する(痔ろう・出血・脱肛の有無等)
是非、参考にしてみてください。