走る介護福祉士の blog

介護業界について語るブログです。

ヘルパーができる医行為でない行為⑬鼻腔薬

 こんばんは。
走る介護福祉士です。
今回は、ヘルパーができる医行為でない行為⑬鼻腔薬について書いていきたいと思います。 

 依頼の頻度はあまりありませんが、基本を学んでおきましょう!!  

 

 

 

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1:準備
2:手順
3:豆知識



1:準備

◆噴霧薬

・容器に入ったもの・・・薬剤名・使用期限を確認する

 

◆コットンまたはティシュペーパー

 

 

 

2:手順  


①手を洗う

 

②利用者さんに安定した姿勢になっていただく


③軽く鼻をかんでいただく

 

④指示にある量を噴霧する

 

・首を前かがみにし、噴霧薬をまっすぐ立てて噴霧するか

首はそのままで、薬のボトルを斜めにいれる場合もある

 

・他方の鼻腔を指で押さえる

 

⑤薬がいきわたるよう

 

・少しの間、首を後方に傾け

 

・鼻で静かに呼吸していただく

 

⑥噴霧器の先や周囲をきれいに拭い、蓋をする

 

 

  



3:豆知識

◆1回の噴霧・・・約0.08~0.1ml

 

 ◆噴霧後に、液が口の中に回る場合は吐き出す(飲み込まない事)

 

◆噴霧時は首の保護・・・高齢者は頚の椎間組織の柔軟性がなくなるため過度の後屈は危険!!

 

 ◆保管は冷暗所・・・細菌の繁殖予防

 

◆噴霧薬(点鼻)に多い薬

 

・鼻炎の薬 Ⅰ通りを良くする(ハッカ油配合)もの

      Ⅱ抗炎症作用のあるもの

      Ⅲ抗生物質など

 

ホルモン剤 尿崩症(尿量が多くなる・・・3000ml以上)の治療薬など 

 

 

是非、参考にしてみてください。