訪問介護に必要なスキル(生活援助)を身に付けるには?
こんにちわ。
走る介護福祉士です。
今回は、訪問介護に必要なスキル(生活援助)を身に付けるには?
について書いていきたいと思います。
1:生活援助とは
2:生活援助の技術を身に付けるには
[1]自宅で家事を積極的にする
[2]その家の流儀に合わせる
[3]与えられた環境で行う
3:まとめ
1:生活援助
生活を営むのに必要な家事全般(掃除、洗濯、買い物、調理)等を行うことを言います。
家族同居の場合は、生活援助はできません。
介護保険では、同居の場合は、基本的には、家事は同居家族がするのが妥当だと考えているからです。(例外はあります)
2:生活援助の技術を身に付けるには
[1]自宅で積極的に家事をする
女性は、自宅で家事をされている方が多いので、生活援助のケアの基礎がある場合が多く、比較的スムーズに生活援助のケアに入る事ができます。
男性でも家事をされている方もいますが、女性と比べると家事を多くやっている方は少ないと思います。
そんな方は、家で家事を積極的に行っていただき、慣れてください。
習うより慣れろです。
慣れた上で、本などで、料理や掃除等の基礎を学んでください。
基礎をみっちり叩き込んでください。
[2]その家の流儀に合わせる
その家の流儀に合わせることは、かなり大切なことです。
これを守らないと「ヘルパーを交代してほしい」とクレームがくることもあります。
家事に自信のある女性のヘルパーさんに多いのですが、調理の際、この料理に使用する調理料は、これとこれを使うのが普通だからと、利用者さんに確認せずに味付けをしてしまうとトラブルの元になります。
その家の流儀に合わせた味付けが必要になります。
また、味見をしてもらいましょう。
掃除でも、この場所にはこの掃除道具で掃除するといった決まりがあるので、それに合わせて掃除をする必要があります。
家事があまり得意でない男性ヘルパーさんのほうが、家事に関する基礎知識が少ない傾向が多いので、流儀に合わせて、上手に立ち回れる場合があります。
[3]与えられた環境で行う
与えらた環境で行うことも大切です。
利用者さんの自宅では、十分に物品が揃っている環境が珍しいくらいです。
もちろん、最低限必要な物品は、購入する必要はあります。
最低限あるもので、生活援助をしなければいけないので、応用力が試されます。
また、自分が生活援助をしやすいように勝手に物の位置を変えるのは厳禁です。
自分の家ではないので、人の家の物の位置を勝手に動かすと、クレームがくる元となります。
3:まとめ
身体介護と比べると生活援助は、日常生活に直結しているので、ハードルは低めです。
低めだからこそ、自分が家でやっている方法で、利用者さん宅でもやってしまいがちになります。
特に、年配のヘルパーさんが自分のやり方に固執してしまう傾向が強いです。
基礎的な技術を元に、その家その家の流儀に合わせて、あるものを最大限に使用して生活援助をする。
そうすることで、「あのヘルパーさんに来て欲しい」「ヘルパーさんがいるから自宅で生活できる」と信頼してもらえるようになると思います。
次回は、その他スキルについて書いていきます。