ヘルパーができる医行為でない行為⑨耳垢の除去
こんにちは。
走る介護福祉士です。
今回は、ヘルパーができる医行為でない行為⑨耳垢の除去について書いていきたいと思います。
訪問介護のケアでは、あまり依頼頻度は高くありませんが、いざという時のために、基本を押さえておくと良いかと思います。
1:準備
2:手順
3:豆知識
1:準備
◆綿棒・耳かき・ティッシュ
◆照明
2:手順
①見やすいように照明を調整する
②利用者さんの耳口が良く見える位置で、安定した姿勢をとって頂く
③光を当て耳の中を観察する
・耳介を後上方に引っ張ると中が見えやすい
④入口から1㎝程度の見える範囲の耳垢をかき出す
・無理して取ろうとすると中に押し込んでしまう場合がある
3:豆知識
◆外耳道の皮膚は薄く傷つきやすい(0.2㎜)、無理な耳掃除で傷つき外耳道炎を起こしやすい ※皮膚の厚さ0.4~1.4㎜
外耳道の皮膚は新陳代謝を繰り返し、ごみや耳垢を外に向かって出しているので頻繁な耳掃除の必要はないが、利用者さんの習慣を参考に実施する
◆かさかさの場合・・・入浴後、ベビーオイルで綿棒を湿らせて行う
◆痛みや出血、耳垂れや臭いがする場合は、医療職に報告する
是非、参考にしてみてください。